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アンドレ・プレヴィン (André Previn)

アンドレ・プレヴィン
アンドレ・プレヴィン(André Previn, KBE, 1929年4月6日 - )は、指揮者、クラシック音楽及びジャズのピアニスト、作曲家である。本名アンドレアス・ルートヴィヒ・プリヴィン(Andreas Ludwig Priwin)。

ベルリンのユダヤ系の音楽家の家庭に生まれ、ナチス政権を逃れて一時期フランスで教育を受けた後、1938年から家族に連れられアメリカへと渡り、1943年に合衆国市民権を獲得した。なおプレヴィン自身は、混迷した時局やアメリカ亡命の渦中で出生証明が失われており、自らの生年について確実ではないとしている。

音楽活動
指揮
ピエール・モントゥーに指揮法を学んだ後、1967年にヒューストン交響楽団を皮切りに、ロンドン交響楽団、ピッツバーグ交響楽団、ロサンジェルス・フィルハーモニック、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団などの常任指揮者を歴任した。近年はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との共演も増えるなど、世界で最も有名な指揮者の一人に数えられる。2002年からはオスロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めている。

ピアニスト
10代の頃からジャズを演奏し、1940年代当時黎明期にあった初期モダンジャズのビバップスタイルに影響を受けたプレイで「天才少年」として注目された。1953年からは、ウエストコースト・ジャズ界の名トランペット奏者ショーティ・ロジャースの楽団に所属した。1960年代までジャズ・ピアニストとして多くのレコードを製作しているが、この分野での代表作としては、トリオ編成のアルバム『キング・サイズ』(King Size,1958年)、女性歌手ダイナ・ショアと共演した『ダイナ・シングス、プレヴィン・プレイズ』(Dinah Sings Previn Plays,1960年)などが挙げられる。

イギリスでは、コメディ番組に「ミスター・アンドルー・プレヴュー」(Mr Andrew Preview)の名で出演し、グリーグのピアノ協奏曲のパロディを指揮して演奏してみせたことで知られている。

クラシックの分野では、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員らと共演して、モーツァルトやブラームスの室内楽でピアノを演奏している。

映画音楽
キャリア初期のロサンゼルス時代にはハリウッドの大手映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー専属となり、多くの映画において映画音楽の作曲や編曲、音楽監督を務めている。プレヴィンが何らかのかたちでかかわった作品としては、『キス・ミー・ケイト』(Kiss Me, Kate, 1953年)、『絹の靴下』(Silk Stockings, 1957年)、『恋の手ほどき』(Gigi, 1958年)、『マイ・フェア・レディ』(My Fair Lady, 1964年)、『あなただけ今晩は』(Irma la Douce, 1969年)、『ペインチャー・ワゴン』(Paint Your Wagon, 同)、『ジーザス・クライスト・スーパースター』(Jesus Christ Superstar, 1973年)などがある。

長年にわたるハリウッド映画界やクラシック音楽界とのかかわりから、近年のプレヴィンは、大先輩というべきコルンゴルトの再評価にも尽力している。

クラシック作品
クラシック音楽における作品としては、ウラディーミル・アシュケナージへの献呈作『ピアノ協奏曲』やハインリヒ・シフに献呈された『チェロ協奏曲』、2002年に新妻アンネ=ゾフィー・ムターのために作曲された『ヴァイオリン協奏曲』、ロックバンドも加わる1971年の珍しい『ギター協奏曲』や金管アンサンブルでは『金管五重奏のための4つの野外音楽』、また、最初の歌劇となった『欲望という名の電車』(1998年にサンフランシスコにて初演)などが挙げられる。

代表的な録音
クラシック音楽の指揮者としては、もっぱら器楽曲の演奏・録音に専念しており、とりわけスラヴ系の音楽とアメリカ近現代の音楽の録音に強い。

ドヴォルザークの交響曲第7番及び第8番、チャイコフスキーの交響曲第4番、グリーグのピアノ協奏曲、ラフマニノフの交響曲第2番、ロシア狂詩曲、2台のピアノのための組曲「幻想的絵画」や交響的舞曲、ガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番と『ロメオとジュリエット』、交響曲第5番、スキタイ組曲、ショスタコーヴィチの交響曲第4番、「ヴォーン・ウィリアムズ交響曲全集」、ウォルトンの交響曲第1番と行進曲、『ベルシャザールの饗宴』などのレコードは、名盤として愛されている。

また、リヒャルト・シュトラウスの管弦楽作品も得意としており、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と録音したの一連のCD(テラークレーベルによる『英雄の生涯』や『アルプス交響曲』、『ツァラトゥストラはかく語りき』など、そしてドイツ・グラモフォンレーベルによる『家庭交響曲』)は同曲最高の名演の一つと高く評価されている。

全体として楽曲の解釈は誠実であるが、表情付けはヴィヴィッドで艶があり、歯切れのよいテンポ感覚と相まって、聴衆を退屈させない。奇を衒うことのない、安心して聴くことのできる音楽作りに定評がある。……
(Wikipedia: アンドレ・プレヴィン)

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